先日、Twitterで「『19路盤』から始めた方で『小路盤』にも触れるべきなのか」という話題がありました。

それに関して非常に面白いお話があったので、部分的に加筆しながら、お話ししていきたいと思います。

 

まず根本の主張はこれです。

 

 

Twitterの中の人の経験上、19路盤にアレルギーを持っている方、逆に小路盤にアレルギーを持っている方、両方いらっしゃる印象です。

そのため、そういうパターンにはまらないで欲しい、という願いを込めて、ツイートしてみました。

 

 

その上で、もう一つお話を追加しました。

 

 

碁盤の大きさに違いがある以上、「差異」があるのは当たり前のことです。

しかし、その「差異」が埋められない状況が続いております。

 

その一方で、「小さい盤から大きな盤へ」という教育的な流れがあります。

いきなり19路盤だと初心者としては忌避してしまう側面があり、上手く処理できないことが多くあるため、9路盤もしくはそれより小さい盤を用いて、初学者の方に教えるのがスタンダードとなっています。

 

つまり、ここに一つの矛盾点が存在しているわけです。

碁盤の大きさというハードルの飛び越え方が明示されていないのに、ハードルを飛び越えないと次に進めない、という状況です。

 

そのためには、この碁盤の大きさのハードルをできるだけ取り除くことが必要かと考えています。

 

今回は、このハードルの代表的内容の一つである「優劣」について触れました。

 

たとえば…

短手数でおわる、布石がない

という表現。

それは、短手数でおわるから(小路盤の方が優れていて、19路盤が劣っている)

ということを暗示している(もしくは、これが意識の根底にあることを示唆している)可能性があります。

 

そうなると、長手数に耐えられないから19路盤は無理…という発想が生まれかねません。

 

事実として、短手数であることに否定はできません。その一方で、手数の違いがどういうものなのか、というところに触れる方が非常に少ないという印象があります。

これに対し密度の違いとか表現したとしても、密度の圧縮を解凍したときにどのように処理をすればよいのか、というところに触れる方はなかなかいません。

 

 

 

つまり、この「優劣」に触れる人が数多くいた一方で、優劣に対しての対応方法について触れる人が少ないのが残念、というのが中の人の見解なわけです。

 

そこで、まず「優劣」じゃなく、「特徴」として認識し、言葉の壁を取っ払うことで、少しずつ盤の大きさによるハードルを下げていこう、というのが中の人による先日のツイートの趣旨というわけです。

 

 

ということで、碁盤の大きさの違いによる溝はまだまだ深いでしょう。これを少しずつでも埋めていくことが、囲碁における上達の壁を取り去る一助になるのではないか、とTwitterの中の人は祈るばかりでございます。

 

 

参考までに最初のツイートにありました、以前のブログの記事を置いておきます。これも碁盤の大きさのハードルを乗り越える一助になるかと思いますので、参考にしてみてください。

碁盤の広さと変化(総論Web版①)