1から学ぶ実戦で使える死活の基本―Part2―

前回は広いと生きやすい、というお話をしました。

級位者で、石が生きているのか死んでいるのか分からなくて自分の地に手を入れる人、少なくはないのでしょうか? 初心者で、石が生きているとか...

今回は、どの程度広ければ良いのか、というお話をしたいと思います。

今回からの内容および前回の内容はこのPDFに書いてあるので、必要に応じて参考にしてください(ただしこちらは少し発展的な内容まで書いてあります)。

http://go-faust.net/wp-content/uploads/2018/04/d24a4b60d8c947b241b2444226f1a332.pdf

広さの基準は「閉じた六目」

どのくらい広ければ良いのかの「基準」は、「閉じた六目」です。

この形を見てください。いわゆる「クシ六」という形です。

これは黒から打って、白が生きてます(白が二つの部屋に分けることができます)。

実際に手を動かしてみて、調べてみてください。

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上手く白は応対することができたでしょうか?

黒から真ん中に打たれても、白も真ん中に打てば、二部屋に分けることができます。

こちらも同様です。打てないところが2つ作れれば生きているんでしたね。

これで白は黒から取られないことが分かりました。

でも、普通はこんな感じで一線(白△のあるような場所)に石があることなんてめったにありません。

試しに片方外してみました。これは黒から打つと、白は二部屋作ることができないんですね。

実際にやってみましょう。

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この通り。白は二部屋に分けることが出来なくなってしまいました。

これでは黒に取られてしまいます。(他の変化は割愛。最初に掲載したPDFを参照)

……ということは、

普通は一線まで戸締まりしていることはほとんどないわけですから、

六目よりも広い陣地がないと生きていない可能性が高い、ということが分かりました。

隅で自分から打っても死んじゃう形

先ほどは辺でのお話でしたが、小さい盤になればなるほど、隅の死活は頻回に出てくるようになります。隅の基準はこちらになります。

「閉じた六目」ではなく、「閉じてない六目」です。

これは、なんと白から打っても白が死んでしまう形なのです!

では実際に手を動かして挑戦してみましょう。

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できたでしょうか?

代表的なパターンを示していきます。

最初に言ったとおり、広いと生きやすいワケですから、白1と広げてみました。

しかし、黒2とスペースを狭めて、黒4と急所に打つと、白は二部屋に分けることができません。

逆に先ほどの図で急所になりそうな場所に白1と打ってみました。

しかし、黒2と二部屋に分けやすそうな場所を妨害した上で、黒4と狭めていくと……

黒6で白は二部屋に分けることが出来なくなってしまいました。

ということで、この形は白から打っても生きることが出来ない形、というわけです。

まとめ

さーて、それでは今回のお話をまとめてみましょう。

①「閉じた六目」よりも広くないと生きるのは難しい

②隅の「閉じてない六目」は自分から打っても生きられない

普通は閉じてるわけないのだから、これらよりも広くないと生きてない!

以上になります。まずはこの二つの形をよーく復習し、Part1でもやったとおり、

「広さ」は大切!ってことをきっちり認識できるようになりましょう。

そういえば、さっき「急所」とかいう変な言葉が数回出てきましたね……。

気づきましたか?

実はすっごくこの概念が大切なのです。

Part3では、「スペース」と「急所」のお話をしましょう。

では、ばいばい。

前回までのあらすじを軽く振り返りましょう。 Part1では、広さが大事というお話をしました。 Part2では、実際にどの...