1から学ぶ実戦で使える死活の基本―Part1―

級位者で、石が生きているのか死んでいるのか分からなくて自分の地に手を入れる人、少なくはないのでしょうか?

初心者で、石が生きているとか死んでいるとかよく分からない人、多いのではないでしょうか?

最初は石が殺されるのは怖いでしょう。

でも、そういうことを訴えると決まり文句のごとく……

「最初は殺されてなんぼで学んでいくんだ」

って言われてしまう経験(もしくはそういった光景を目にしたこと)が級位者の方だとあるのではないでしょうか?

個人的には正直この教えられ方は嫌です。

だって、見通しが立ちません。

いつになったら、できるようになるのでしょうか?

そんな曖昧なことを言われ続けたら、やめたくなります。

このようにならないように、実戦で使える死活の基本をこれから一緒に学んでいきましょう。

生きている石とは?

まずはルールに近いところからお話ししていきます。

そんなの分かっているよー、って人はすっとばしてください。

以下のプレゼンから抜粋して、生き死にの定義について振り返っていきましょう。

生きている石とは、打てない場所を2つ作れる石です。

囲まれたところになるところには打てません

また囲碁は一手ずつ交互に打つゲームなので、2カ所同時に打つことはできません。

なので、二部屋に分けることができる石は生きています

改めて、この図を見てみましょう。

左上、右上、左下、右下それぞれ黒はどうなっているでしょうか?

一度考えて、答えを出してみましょう。

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答えは、左下は二部屋に分けられているので、生きています

それ以外の石は打てない場所を2つ作ることができないので、死んでいる石です。

できましたよね。

まずここがわかることが第一です。

広いと生きている

続いてこの図はいかがでしょう。

この黒石は生きていますか?死んでいますか?

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白1と打たれても黒2と打てば、打てない場所を2つ作ることができます。

よって、黒は生きています

慣れてきましたかね?

では、今回の最後の問題です。

さあ、この黒は生きているでしょうか?死んでいるでしょうか?

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例えば白から白1と打たれても、黒2, 4などと打てば最終的に打てない場所が2つできます。

よって、この黒は問題図の状態で生きています

前の問題と異なり、今回の問題は手(打ち方)のパターンは複数ありますが、正解のパターンが多数あったかと思います(わからなければ実際に手を動かして調べてみてください)。

つまり、今回のまとめは、こういうことです。

広いと生きやすい

逆に言えば、狭いと生きづらいと言えます。

生きている石を作りたいなら、まず広げることです。

相手の石を殺すなら、まず狭めることです。

これがなによりの基本となります。

今回はここまでです。

一番最初に載っけておいたプレゼンを見たことある方にとっては復習の内容でしたが、いかがだったでしょうか?

そんなの当たり前だよー、って思った方。でも、ここで学んだことを最後まで使いますからね。忘れないでくださいよ。

次回、Part2では「生きるのに必要な広さの目安」をテーマにお話しします。

前回は広いと生きやすい、というお話をしました。 今回は、どの程度広ければ良いのか、というお話をしたいと思います。 ...